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年末年始に国民宿舎を予約するミッション [雑談]

親は年末年始は絶対誰かに囲まれてちやほやされないと気が済まないらしい。
かならず身内か自分の事を先生と呼んでくれる人をあつめ、酒盛りをする。
しかし、集まった時点で大満足で集まった人を残してとっとと先に寝てしまう。
親の為に集まったのにその場に残される我々。
「何しに来たのか・・・」

結婚した直後、旦那がこれが変だということを指摘し、
私も指摘されて改めてそうだよな~と思い始め、
参加しなくなった。
年末年始は自分の家族とのんびり過ごすことにした。
挨拶は普通に行ったけれど。

実家の年末年始の集まりが終わる時がきた。
集まりの時に上げ膳据え膳してくれる身内が居なくなっちゃったから。
親は自分で上げ膳据え膳してまで人を集める気はなかったらしい。
でも年末年始は絶対だれかに一緒にいてもらって、上げ膳据え膳してもらいたい。
ここで、押しに弱くて、あれこれやってくれる娘をターゲットにした。

親「年末年始は一緒に旅行して泊まりで過ごそうよ」
私「ワザワザ混んでいて料金の高い時期に旅行なんかいやでございます。
子供も小さい(息子はまだおむつが必要な時期だった)から移動が大変」
ガチャ。

親「旅行に行こうよ。頼むよ」
私「嫌です」
ガチャ。

親「招待するからさ。お願いするよ」
私「・・・招待か、そこまで言うのなら仕方ないか」

この時招待ってのは行き場所が決まっていて招待された側は行くだけでいいとの認識だった。
招待ってそうだよね。
相手の好みを聞いて、手配して、来てください・・ってやつ。
そこまで言うのならって同意だった。
しかし、甘かった。

親「じゃあ国民宿舎に予約して。海が見える所が良い、新鮮な魚が食べたいから」
ええええ??!!
親は筋金入りの倹約家(ケチ)だった。

その当時私はまだいい人だったので言われるがままにしらべた。
まだネットもあまり発達してなかったのでネット予約はなく、
国民宿舎は電話かお手紙予約のみだった。
年末年始の予約は電話合戦やお手紙抽選になるとの情報を発見。

いきたくもない旅行に電話合戦してまで予約して、
混んでいる時期の交通機関を手配して、
自分の希望じゃない食べ物を食べて、
小さい子供を苦労してつれて行く・・・・
これって招待?

個人的には、大人気で低価格でお得な旅行に戦ってまで参加するより、
家でのんびりすごすか、お金を出して楽に予約できる所に泊まる派。
全然私の希望するところではない。

私「自分が希望すらしてない国民宿舎の予約を電話合戦してまでしたくない。
あと招待というから応じただけで、予約から手配まで全部こっちがやるなんて招待じゃない」
親「こっちが金を払うんだから『招待』だろう!!、国民宿舎を手配してくれ!!」

この後ががっつり食らいつかれて断るのが大変だった。
国民宿舎は独身の弟が対応した。

この後、旅行時にホテルに泊まる度にお前は贅沢だ贅沢だと散々言われることとなった。
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