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(親関係)任せるという人ほど絶対任せない お葬式は飲み会その1 [雑談]

去年ですが弟が死にました。
すごい急なことで弟を知っている人間全員がビックリするくらい。
まあ、死ぬ間際も親はとんでもないことを平気でやっちゃうんだけれど、
これは後日。

親は自分の配偶者が死んだ時も「辛くて何もできないよ~」と泣くだけで
あれこれの手続きを放棄し、我々子供や親戚に丸投げした。
私と弟で役所への手続きや親族への連絡や葬儀会社の対応をした。

今回も弟の葬式だって面倒なことをやる気ノッシング。
「あなたに全部まかせたよ」と私に丸投げ。
弟の嫁さんは倒れちゃって部屋から出てこない。
死亡届といった役所に提出する書類は私が書いた。
親は子供に先立たれた自分はとっても可哀相。
「辛いんだ辛いんだ」とビービー泣く。昼から酒を飲む。

こっちは泣いている暇すらない。
人が死ぬと残された方はやることがてんこ盛りなのだ。
旦那がクライアント先から吹っ飛んで戻ってきて2日休みをとって葬式の手配。
自分の頭で考え判断して行動できるのが我々夫婦二人&受験直前の小学生の息子くらいorz

また、iPhoneがこれほど役に立つった時はなかった。
実家が檀家のお寺はマップから電話番号を発見してお坊様はすぐ捕まるし、
葬儀社探しもiPhone大活躍。iPhoneすごいぞ。

親はビービー泣きながらも葬儀会社に「家庭葬(密葬)」がいいとしっかり主張。
親族のみで短期間で終わらせたいと。
私も葬儀屋もハイと承諾。
家族葬(密葬)とは5~6人くらいの本当に近い親族でこじんまりやる葬儀。
看板、精進落とし、受付、司会進行といったムダを省き低価格のお葬式を実現する。
参加者が親、弟嫁&父母、私達+息子ならその規模になる。
時間も短期間で終わるしマンパワーも足りないので我々も都合が良かった。
長期間になるとこっちの負担がバカにならない。
(某案件りリース直前)

火葬場ってのは焼却炉はけっこうあいているんだけれど、
火葬場併設の読経をしたり精進料理を食べるといった待合室みたいなところが
日々混雑で予約がとりにくい。
おまけにタイミング悪く祝日が入っていてさらに大混雑の火葬場。
家族葬なら待合室が不要になり火葬場も押さえやすい。
葬儀社の方も家族葬でスケジュールをして各種手配をしてくれた。
見積金額も良い感じにあがる。
お坊様のスケジュールもとれた。
出来上がったスケジュールを親族で確認した。

1日目 お通夜
打ち合わせ → 読経 → 納官の儀式 → 納官
2日目
読経 → 火葬場に移動 → 火葬 → 骨拾って解散

「で、『飲み会』はいつやるのですか?」と親が葬儀屋に聞いた。
ビックリする葬儀屋と我々。
家族葬がいいと言うので待合室は取らなかった。
待合室がないので現地での精進料理(飲み会w)ももちろん無し。
それは親も弟嫁親族も納得済み・・だったよね。
「待合室を取っておりませんので『飲み会』はございません」
とまどいながらも対応する葬儀屋。
「家族葬にしたい、短期間で終わらせたいと言ったでしょ。
そのために待合室は取らなかったから『飲み会』はないよ。
『飲み会』の為に待合室をとるとなるとスケジュールのやり直しになるよ?」と私。

「ああ、そうですか。分かりました。よろしくお願いします」と親。
物分り良く葬儀屋さんに挨拶する。

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納官まで終わらせた日の夜。我々夫婦もそろそろ家に帰るぞ~と帰り支度の時に
親が言った。

「で、明日の『飲み会』は何時から?」
!!!ビックリする我々。旦那からは怒りオーラが放出w
「『飲み会』はないよ。言ったよね」と私。
「えー、なんで『飲み会』がないの? 」としぶとい親。
あの時納得したんじゃないのか?
「待合室が取れないからってさんざん説明したよね」
「『飲み会』がないのは困るよ・・・・」
旦那の怒りオーラがMaxになる。スーパーサイヤ人になりそうな勢いだ。
それを見てびびったのか解散となった。

で、我々夫婦もバタバタしていてちゃんと確認しなかったのは悪かったのだけれど、
親は叔父や叔母に斎場の場所を連絡してた。
おじさんやおばさんがきてくれても骨を拾うだけなのにな~、
いいのかな~と思ったが、忙しかったのと
親が自分の親戚がそれでいいと言うのならいいのか・・・と思っていた。

続く。
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