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自己評価が低く仕事ができない人間にする育て方 [雑談]

私の母親は優しくて綺麗で理想の母親像と思われていたが、
私に対しての態度はあれだった。
何事にも自信がなく、人の目を気にして行動ができず、
自己評価がとても低い人間を作るにはこんな子育てをするといいのだろう。

・あなたでも可愛い服なんか合うのね
子供時代は地味な服を与えられてた。
自力で買うようになったら可愛い服はすかさず嫌味を言われた。

・心配なの~、だからあなたは運転するな
初心者時代に運転するたびにため息をついたり、あなたの運転はダメだと言い続けたり、
些細なミスを父親にちくって父親から罵倒される日々だったので
結局運転ができなくった。

・あなたは料理をするな
料理は母親のテリトリーだったらしい。
私は母親から料理を教わったことが無い。
さらに私が料理を教えてもらおうとしても絶対教えなく、
見よう見まねで作業中をすると大きなため息をついたり、嘲笑したりして阻止する。
仕方がないので初心者用の料理本を買って自力で覚えた。
それなのに母親は私の結婚が決まった後に鬼のように料理を教え始めた。
その理由が「私が料理を教えなかったことがあなたの旦那親族にバレると困るから」

・あんたの絵は全然ダメ、絵かきは貧乏!
貧乏漫画家、画家は貧乏、個性のない絵で絶対成功しない。
この道も散々罵倒された。
おかげ様で人が見ているところでのCG製作は心が落ち着かず、
今でも一人でないとキャラクター系イラストが描けない。
かならずけなされてたから心が縮こまってるんだよね。

・パソコン(ゲーム機)なんか買わないでちょうだい
「パソコンやゲームなんかあなたに不要。いじっている暇があるなら早く結婚してよ!」

・休日は家を出て男を探せ
結婚して家を出るのが掟。休日も家で休まず外にでて男でも探せと言われた。
ちなみに一人暮らしは婚期が遠のくのでダメだそうだ。

・あなたを追い出して○○(弟の名前)ちゃんと二世帯住宅を建てるのが夢なの
ハイハイ早く結婚しないと。

・買い物依存症になっちゃいそうで心配
綺麗になろうと質のいい服を買ったり、ブランド化粧品を買ったり、
表参道の美容院に行き始めたら
「あなたが買い物依存症にならないか心配」
綺麗じゃないと結婚って難しいと思うけど、どーしろと。

・あなたはモテナイ女なのよ!
「あなたは自分が興味ない男性に声を掛けられると愚痴っていたけれど、
それって結局あなたは全然モテナイって証拠じゃない!」
嬉しそうなドヤ顔で言われた。

結婚が決まったらさらに嫉妬してきた。
旦那に会った方は分かると思うけれど、旦那があんなかんじだから。
母親としては平均的な容姿で平均的な仕事をしている男性と結婚させたかったらしい。
で、旦那も攻撃対象になるが旦那は怖いwので私に攻撃してきた。

・手をつないで歩くな!みっともない
ああそうですか。あんたは父と手なんかつないでもらえませんしね。

・色男、金と力は無かりけり
旦那は結婚当時、私と同じなんちゃってIT企業の社員だったので給料が低かった。
それが嬉しかったようでいつも「金が・・」とからかってきた。
その後、旦那はソ○ーに転職して年収が○倍になるが、スルーだった。

・デートで帰ってくるのが遅い
結婚や新居の打ち合わせで休日は旦那と行動していたら、帰りが遅いと騒ぎはじめる。
休日は外に出て行けと言ってたのにね。

・旦那と二人でコソコソ決めるな!
二人であれこれ決めて進めてたら怒りだした。
自分が頼られなくなったのが悔しかったらしい。

・旦那の名前を正確に覚えない
死ぬまで間違って覚えていた。

・早く!早く出ていってちょうだい!
新居が決まった後はさらに早く追い出したがっていた。
私より母親がテンパっていた。

・新居はあなたに部屋はいらない
3LDKの家なので一人1部屋って配分をしたら、
「あなたなんかに部屋なんかいらないでしょ。あなたの部屋は孫ちゃんにあげなさい」
と言われた。

結婚後は家を出て新婚生活に突入。
自由で楽しかった。
いまいちだった料理の腕もどんどん上がって行った。
実家なんか忘れ去っていたのだけれど実家を出て1週間くらいした時に
母親から電話がきたのでした。

・なんで実家に電話してこないの!!
電話に出たら開口一番実家へ連絡をしないことで怒られる。

・家を出た人間が「ただいま」と言うな
仕方ないなと実家に顔を出した時に「ただいま」と言ったら、
「こんにちは、でしょ!家を出た人間はただいまって言うな」と怒られた。

・あなたがいなくなって寂しくなっちゃったの
家を出て1ヶ月後に寂しいコールが来た。
私は「ええ~、困る」と対応。マジで困った。
「楽しいおもちゃ」がなくなったので寂しいんだろうな。

こんなかんじで育てられ、普通なら鬱病や引きこもりになりかねない環境だったけれど、
私は仕事をしていて昼間は実家にいなかったのが幸いだったよう。
パソコンは勝手に買って、絵は親が寝ている夜に描いていた。
結婚もさんざん言われたけれど個人的にあまり興味がなかったようで婚活みたいな派手な行動はしなかった。
風水をやったり綺麗になる努力くらいしかしなかった。

知っている人から見ると、綺麗で社交的で家庭的ないい母親なので
「信じられない」と言われるとは思う。
外から見ると仲良し親子だったし、私も実家を出るまでは仲良しと思っていた。
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