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年々募る、振袖が欲しい気持ち [雑談]

ここのところ仕事始めや成人式で振袖の映像を見る。
見ちゃうと振袖が欲しくてたまらなくなる。
そうなるとしばらくネットで振袖を見つめ、購入時にはいくらになるかとの見積りを計算する日々。

私は成人式に振袖を買ってもらえなかった。
それも洗脳に近い方法でw

「振袖を買わせない」洗脳は中学校あたりからスタート。
やり方はこんなかんじ。
「振袖は結局一度しか着ないのでタンスの肥やしになる。とてももったいない」
親は私に「振袖はぜいたく品。無駄」と教えこんだ。
何度も何度も。
成人式や振袖の映像を見ると「不要」と教えてきた。

おかげ様で成人式の時期には私が自分で
「振袖はいりません」
と言い出した。
親の大勝利である。
娘に無駄な金を使わずにすんだぞーーーーーひゃっほー!!
娘が断ったんだから親がケチって買わなかったことにもならない。
これで世間様にも顔向けできる。
だったんだろう。

早速親は、ありとあらゆる親戚に
「娘が振り袖をいらないというので買わないんですよ」
と私が言い出したことだと宣伝した。

しかし振袖無しで娘を「成人式」に行かせると自分たちが世間様に何を言われるか分からない。
友達のみんなが振袖の中、娘が自分が違うのに気づくのもやばい。
なので「成人式」も洗脳したきた。

「成人式」なんかつまらない。市長のつまらない話を永遠と聞かされるだけだ。
行くだけ無駄だ。
バカ真面目な私なので「成人式」も行かなかった。
「成人式」当日は自分が作った服を着て、同じく振袖を買ってもらえない友達と遊んだ。
親は振袖を買わなかった代わりに真珠のネックレスを買ってくれた。
これは冠婚葬祭に一生使えるからとかで。

弟は男なので成人式もスーツで問題ない。
そのためか弟は成人式に行ってきた。
でも、親は弟が成人式に行ったことを私にコソコソ隠した。

親にお金がなかったのかというとそうでもない。
バブル時代の年功序列サラリーマンの上に塾経営をしていた不労所得があったから。
その所得は父親が自分名義の土地と家にドバドバつぎ込んだ。

「成人式」からしばらくたったのち、叔母と話す機会があった。
父親の妹。
叔母は私にいきなり言った。
「あなた、振袖いらないって言ったの?偉いわね~。私だったら泣いちゃうわよ。一生に一度のことでしょ。成人式なのよ」
私は叔母との認識の違いにビックリした。
叔母は日舞やお花を習っていたので着物も大量に持っていたのもあり、親が振袖を買うのは当たり前の世界だった。
私が「振袖の代わりに真珠を買ってもらいました」と説明すると、
叔母は「親が冠婚葬祭用の真珠を子供に買ってあげるなんて当たり前じゃない」と。
これも叔母にとっては当たり前の話であり、おじーちゃんとおばーちゃんは私の父親を含め自分の子供の勉強と趣味にざんぶこんとお金をかけていた。
親の兄弟は全員私立の中高一貫校から大学に行っている。
叔母の言っていることも分かるけど世界が違うしな~と、その場は叔母の話を一方的に聞くだけで終わった。

しばらくして、親は娘の振袖姿の写真がないのはまずいと気づいたようだ。
早く結婚して家から出ていってほしいのに、お見合い用写真がないのだ。
なので、いとこの振袖を借りて写真だけ撮った。
時期は4月だった。

時は流れ、現在。
果たして私は自分が本当に振袖が欲しくなかったのか。
自問自答をすると「振袖と成人式不要説」は親の刷り込みであるのは明白。
あの刷り込みがなかったら自分のお金で「振袖」を買って「成人式」に行ったかもしれない。
それだけ稼いでもいた。

そして年をとればとるほどに振袖が欲しくなった。
「成人式」に「振袖」で参加している子を見ると羨ましくてしかたなくなった。
今買っても仕方ないんだけれど。

ってことで、女の子の親はせめて選択肢だけでも与えてやってくださいって話。

個人的にはこのまま行くとババァになった時に突然振袖を買って着ないでしばらくキープ。
気がすんだ時にバーーーと豪快に捨ててしまう、で落ち着きそうです。

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